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執筆者の写真ラボラトリ文鳥

【告知 3/12】研究会/オンライン・トークイベント

更新日:2023年3月12日

















ラボラトリ文鳥は、現代民俗学会と共催で、オンラインのイベントを開催します。

上池袋という地域と木造賃貸アパートの歴史を紹介しつつ、

探究心をもって日常生活を送ることについて考えます。

どなたでも、事前申し込みの上、ご参加いただけます!

※本イベントは、現代民俗学会第67回研究会として、現代民俗学会が共催しています。

※本研究会は、公益財団法人トヨタ財団2020年度国内助成プログラム『そだてる助成』の助成を受けたものです。




■タイムテーブル  13:30~13:50 趣旨説明  13:50~14:30 発表1:「探究の場としての『木賃アパート』の歴史的背景(仮)」  14:40~15:30 発表2:「『木賃アパート』を拠点とする探究と対話の実践(仮)」  15:40~15:55 ゲストディスカッサントによるコメント  15:55~17:00 総合討議


■趣旨


「探究」=生活 × 研究

 研究者もまたひとりの生活者である。これは当たり前のことのようで、実は難しいことです。ふたつを全く別物として切り分けるスタイルもありますし、どちらかを大切にして、もう一方をないがしろにすることもあります。どうしたら、両方が生き生きするのでしょうか。

 この大きくて曖昧な問題意識を胸に、2020年からこれまでの約3年間、〈ラボラトリ文鳥〉は、東京都豊島区上池袋にある木造アパートをシェアスペースとして運営しながら、「生活者」として「生活圏」で研究するスタイルを模索してきました。


 〈ラボラトリ文鳥〉は、文学や歴史などの若手研究者たち数名の任意団体です。上池袋にある活動拠点では、大学のキャンパスでは語りにくい個人的なことが話題に上がることも珍しくありません。また、どうでもいいように思える日常的な一場面から、驚くような発見をすることもあります。こういった出来事を待ち構え、歓迎する営みを、わたしたちは「探究」と呼んできました。



「木賃」というキーワード

「木賃」と聞いて、木造賃貸アパートを思い浮かべるひとはどれくらいいるでしょうか。上池袋にはいまだに木造家屋が多く、2016年から上池袋で展開してきた〈かみいけ木賃文化ネットワーク〉や、その活動を下地としてきた〈ラボラトリ文鳥〉の活動では、遊休化した物件を活動的な地域住民に開くことを目指し、「木賃」をローカルな活動を活性化しうる要素として注目してきました。

 一方、東京都が指定する不燃化特区のひとつであることからも明らかなように、「木賃」は火災のリスクの点から減らすべきものとされています。さらに、「木賃」におけるトイレ共用・風呂無しという生活は経済的貧しさと分かちがたいもので、地域における「木賃」の再活用を志すことの豊かさには二重のアイロニーがあるといえます。



ぜひご参加ください!  この研究会/トークイベントでは、生活者として研究することを模索するわたしたちが「木賃」に投影してきた期待のありようを振り返りながら、(フィールドワークを行う分野に限らず)人文学が日常に接続する瞬間を探し求めたいと考えています。


 大学にかかわるかただけでなく、地域での様々な活動に従事するかた、さらに日常生活のちょっとした疑問や悩みがあるかたとも、共に検討する時間になったら嬉しいです。

上池袋という地域と木造賃貸アパートの歴史を紹介しつつ、探究心をもって日常生活を送ることについて考えます。


■参加登録について

・会員資格を問わず、どなたでもご参加いただけます。

・下記のフォームからご登録ください。

・登録後 、ZoomミーティングのID・パスコードを含む参加情報メールをお送りいたします。

・メールをなくさないようにご注意ください。参加情報のメールを紛失された方は、改めて参加登録をお願いいたします。

・参加情報メールに書かれている注意事項をよくご確認のうえでご参加ください


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