2022年2月7日読了時間: 6分書評 東畑開人『居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書』東畑開人『居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書』医学書院、2019年 宮田晃碩 著者の東畑さんは臨床心理士として四年間、沖縄の精神科デイケア施設につとめる。大学院で博士号を取り、その後の就職先として見定めたのが、カウンセリングメインで十分な収入を見込める(らしい)...
2022年2月7日読了時間: 8分自主研究本の紹介 津村マミ『コタローは1人暮らし』大人というのは、ちいさな子どもがうやうやしくお辞儀をしたり、律儀に振る舞ったりするのが好きらしい。テレビに映る子役や子どもタレントはそうした姿で人気を得る。まだわずかな年数しか生きていないはずなのに、この子はどれだけの社会経験を積んできたのだろう、代わりに何を犠牲にしてきた...
2022年1月11日読了時間: 2分自主研究堀之内の記憶(地域研究コラム①)辻本侑生 「探求→究する家」の活動拠点、北村荘の立地する一帯は、かつて「堀之内」と呼ばれていた。 19世紀前半にまとめられた地理書である『新編武蔵国風土記稿』第12巻には、「新田堀之内村ハ元禄以前梶原堀之内村ヨリ分郷ス」との記載がある(内務省地理局1884『新編武蔵国風土記...
2021年11月15日読了時間: 1分自主研究多言語フリーペーパー「百舌」#1自分も、ともだちも、町も、 様々な言語のまっただなかにあります。 このことに注目し、フリーペーパーを作り始めました。 第一号のテーマは「安心感」。 これまで以上に不安な日々が続くいま、 そもそも不安や安心とはなにか、 考え始めるきっかけとして、 ひとびとの言葉を集めてみました。
2020年5月14日読了時間: 6分自主研究性ホルモン勉強会(2020年3月24日)「町のシンクタンク ラボラトリ文鳥」では、分野や立場が違う人々が、共有できるようなテーマで勉強会を企画しています。今回は性ホルモンに注目し、自分自身の心身の調子を知るための手がかりにすること、そしてその延長に、精神疾患や性自認(自分が属していると思う性別のこと)を取り巻く状...
2020年4月15日読了時間: 5分自主研究コミュニティ研究会(2020年2月15日)「町のシンクタンク ラボラトリ文鳥」にとって、地域コミュニティのありかたの模索は関心のひとつです。第1回のコミュニティ研究会では、3人ほどが集まり、それぞれの関心のありかたを話してから、この研究会のテーマを決めました。テーマは「違う意見を歓迎できるような『おとなりさん』にな...